Stability AI、画像アップスケーリングAPIをリリース

Stability AIは、画像の鮮明さを損なわずにサイズを拡大するAI搭載ツール「イメージアップスケーリングAPI」のリリースを発表しました。

イメージアップスケーリングAPIは、Stability AIの既存の画像生成・編集API群(人気のあるテキストから画像、画像から画像、画像修復(インペインティング)APIなど)へ最新の機能として追加されたものです。アップスケーリングにより、小さな画像を大きな画像に拡大し、詳細レベルを維持(または向上)することができます。

左がオリジナルの512x512画像、右がアップスケーリングした4x画像

なぜ、これがすごいのか?

デジタル画像の出現以来、小さな画像を画質を落とさずに大きな画像に拡大することはほとんど不可能でした。現在では、小さな画像をAPI に渡すと、2倍以上の詳細な画像が戻ってきます。

アップスケーラーモデル詳細

イメージアップスケーリングAPI の背景には、2つのオープンソースモデルがあります。1つ目は、超高速の 一般的な512x512の画像の解像度を半分の時間で2倍にすることができる「Real-ESRGAN」。 2つ目は、「潜像」です。 Stable Diffusion 4x Upscaler は、画像を拡大するのに20秒から40秒かかりますが、より詳細で豊かな質感を持つ結果を提供します。

両モデルとも、Stability API を使って生成されたかどうかにかかわらず、あらゆる画像のアップスケーリングに使用できます。潜在空間を活かしたStable Diffusion 4x Upscalerの主な利点は、入力画像をアップスケールしながら知覚できるディテールレベルを増加させる高度な拡散プロセスです。

これらのモデルの導入は、Image Upscaling API の最新モデルを継続的に充実させるという我々のビジョンに沿ったものです。

はじめましょう

イメージアップスケーリングAPIを使い始めるには、こちらの ドキュメントを参照してください。 Stability for Photoshopまたは Stability for Blenderのユーザーであれば、これらのアドオンの最新バージョンにもAPIが統合されています。

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